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現場で培った力を、事業をつくる力へ。

取材対象者
コスモエコパワー株式会社 プロジェクト部 建設1Gグループ長 岩田 充生様(左から2番目)
コスモエコパワー株式会社 プロジェクト部 建設2Gグループ長 川端 良一様(右から2番目)
コスモエコパワー株式会社 人事部 正澤 旭様(左端)
※部署は取材当時のものです。
  • コスモエコパワー、プロジェクト部で挑む、風力発電PM/CMという次のキャリア

  • 日本初の風力発電専門企業として、陸上風力を中心に事業を展開してきたコスモエコパワー株式会社。
    同社のプロジェクト部が担うのは、風力発電所を実際に形にしていく建設フェーズです。巨大なブレードを運び、基礎を築き、大型クレーンで風車を据え付ける。そうして完成した風車は、その後20年以上にわたって電力を生み出し続けます。

    だからこそ、同社の建設PM(プロジェクトマネージャー)/CM(コンストラクションマネージャー)は、工事を終わらせるだけの仕事ではありません。完成後の運転やメンテナンスまで見据え、事業者側の立場で建設フェーズをリードしていく仕事です。

    今回の記事では、同社のプロジェクト部が担うPM/CMの役割と、建設・設備プロジェクトに携わってきた技術者に広がるキャリアの可能性について、プロジェクト部 建設1グループ長の岩田氏、プロジェクト部 建設2グループ長の川端氏、採用を担当する正澤氏に伺いました。

  • 風力発電所を「つくり、動かし続ける」会社

  • ――コスモエコパワーの事業は、風力発電所を建てるところだけにとどまりません。

    岩田氏は、同社の事業を次のように説明します。

    「当社は、風力の適地を開発し、FS(フィージビリティスタディ)を行い、事業性が見えてきた段階で建設へ進みます。その過程では、地域の方々との調整や許認可対応も欠かせません。建設後はO&M(オペレーション&メンテナンス)まで含めて、長く発電所を見ていく。風力発電事業の一連の流れに関わっている会社です」

    風力発電所をつくるには、風が強い場所を選べばよいという単純な話ではありません。電気を送る系統、大型部材の輸送ルート、自然環境や景観への影響、地域との合意形成、許認可上の制約など、いくつもの条件を見極める必要があります。

    川端氏は、長年にわたり陸上風力に取り組んできた同社だからこその強みを、次のように語ります。

    「長く陸上風力に取り組んできた会社だからこそ、地域に入っていくときのコミュニケーションや、事業を立ち上げていく進め方には強みがあると感じています。すでに風車を運転している実績があることで、地域の方々にも『風力発電をきちんと運営している会社』として見ていただける面があります」

    運転開始後のO&Mに関するノウハウも、同社の特徴です。

    「O&Mについては、社内に技術者がいて、現場のノウハウが蓄積されています。古くからある風車も含めて高い稼働率を出せていることは、当社の強みの一つだと思います」

    地域と向き合いながら発電所をつくり、建設後も自分たちで見続ける。そうした事業者としての立場が、建設段階の判断にも長期運転の視点をもたらしています。

  • コスモエコパワー株式会社 プロジェクト部 建設1Gグループ長 岩田様

  • 「建てて終わり」ではないから、建設段階の判断が変わる

  • ――建設に関わってきた方であれば、工程を守ること、品質を確保すること、安全に工事を進めることの難しさをよく知っているはずです。

    コスモエコパワーの建設PM/CMも、もちろんそれらを大切にします。ただ、同社のプロジェクト部が見ているのは、完成の瞬間だけではありません。

    岩田氏は、請負側との違いについてこう話します。

    「請負側では、建てるところまでがひとつのゴールになります。一方で、私たちは建てた後も自分たちの発電所として長く見続けます。建設段階での判断が、その後の20年に影響することもある。だからこそ、完成後の運転まで見据えた視点が必要になります」

    EPCコントラクター側を経験してきた川端氏も、事業者側で建設に関わる面白さを、自身の経験と重ねてこう語ります。

    「前職でコントラクター側にいたときは、建てるところまでをどう納めるか、どうコストを抑えるかという視点が中心でした。事業者側に来て感じたのは、建てた後にどう運転し続けるか、メンテナンスしやすいかまで含めて考えることの面白さです。建設だけでなく、発電所として長く価値を生み出すところまで見られるのは、大きな違いだと思います」

    建設時のコストを抑えることだけが正解とは限りません。将来の点検や補修がしやすいか。安定して運転し続けられるか。地域の中で長く受け入れられる発電所になるか。

    「どう建てるか」だけでなく、「どう動き続ける発電所にするか」まで考えられることが、事業者側ならではの醍醐味です。

  • 現場を管理してきた経験は、事業者側で活きる

  • ――これまで建設・設備プロジェクトに携わってきた方の中には、工程を組み替えながら納期に間に合わせたり、協力会社と調整しながら安全に工事を進めたり、設計や調達とすり合わせながら現場で起きた課題を解決してきた方も多いはずです。

    川端氏は、建設PM/CMで活きる経験について次のように話します。

    「風力発電所の建設には、電気・土木・機械など、さまざまな要素が関わります。ただ、最初からすべてに詳しい必要はありません。これまで建設や設備のプロジェクトで、工程や品質、安全、関係者との調整に向き合ってきた方であれば、その経験は必ず活きると思います」

    岩田氏も、専門領域を軸にしながら視野を広げていける仕事だと話します。

    「電気、機械、土木のいずれかの経験を持っている方であれば、その専門性を起点にできます。そこから他の領域とのつながりを見ながら、プロジェクト全体を捉えていく。建設PM/CMは、自分の専門を活かしながら視野を広げていける仕事です」

    つまり、施工管理に限らず、設計、保全、試運転、設備投資、改造案件、プラントエンジニアリングなど、建設や設備プロジェクトに関わってきた経験も、この仕事につながっていきます。

    大切なのは、風力発電のすべてを最初から知っていることではありません。これまで現場やプロジェクトの中で培ってきた感覚を土台に、発電事業全体を見渡す視点へ広げていくこと。

    現場で培った力を、事業をつくる力へ。そのキャリアの広がりが、コスモエコパワーの建設PM/CMにはあります

  • 大きなプロジェクトの“一部”ではなく、発電所が形になるまでを見渡せる

  • ――大規模な建設・設備プロジェクトに関わる中で、担当範囲が明確に分かれているからこそ、「もっと全体を見て判断したい」と感じたことがある方もいるかもしれません。

    岩田氏は、同社が手がける案件規模についてこう話します。

    「案件規模でいうと、小さいもので風車2基、大きいものでは28基程度です。出力規模では6,000kWから10万kW程度、金額では60億円から500億円以上に及ぶ案件もあります」

    建設フェーズでは、PM/CMや電気主任技術者を中心とした少数精鋭の体制で進めていきます。社内の各専門部門、O&M、調達、地域対応、外部コントラクターなど、多くの関係者と連携しながら、PM/CMが建設フェーズの中心となってプロジェクトを前に進めていく役割を担います。

    正澤氏は、そうした環境の魅力についてこう話します。

    「少数精鋭だからこそ、一人ひとりが裁量を持って働ける環境だと思います。これまでの組織の中で、もっと広く関わりたい、もっと自分の力を発揮したいと感じている方にとっては、チャレンジしがいのある職場です」

    担当領域だけを見るのではなく、発電所が形になるまでを見渡しながら、必要な人を巻き込み、判断し、前に進めていく。その分、責任もありますが、自分の関わりがプロジェクトの進み方を変え、発電所の完成につながっていく実感を得られる仕事です。

  • コスモエコパワー株式会社 人事部 正澤様

  • 「もっとこうした方がいい」を、プロジェクトの判断に変えていける

  • ――建設フェーズでは、計画通りに進まないこともあります。地盤条件が想定と違う、輸送計画に調整が必要になる、スケジュールやコストのバランスを見直す必要が出てくる。

    川端氏は、同社で働く面白さについてこう話します。

    「コスモエコパワーのプロジェクト部では、自分で見つけた課題や気づきをもとに、周囲と相談しながら進め方を考えていけます。決められた役割の中だけで動くというより、プロジェクト全体を見ながら、自分の関わり方を広げていける。そこに面白さを感じられる方には、やりがいの大きい環境だと思います」

    これは、誰かが一人で抱え込むという意味ではありません。風況、電気、土木、許認可、地域対応、O&Mなど、社内にはそれぞれの専門家がいます。

    岩田氏は、社内の相談しやすさについてこう話します。

    「建設プロジェクトでは、風況、電気、調整など、それぞれの専門のメンバーがチームに入ります。困ったときには意見を聞いたり、相談したりしながら進められます。オフィスの距離も近いので、気になったことがあればすぐ聞きに行ける雰囲気があります」

    正澤氏も、キャリア入社者がなじみやすい環境づくりを進めていると話します。

    「役員も同じフロアにいて、話しかけやすい雰囲気があります。キャリア入社の方が多い会社でもあるので、横のつながりを作りながらキャッチアップしていけるよう、今後さらにオンボーディングの支援も強化していきたいと考えています」

    自分の気づきを起点に動ける余地があり、必要なときには周囲に相談できる。その距離感があるからこそ、経験を活かしながら、事業者側PM/CMとしての視点を広げていくことができます。

  • 50メートルのブレードが山を越え、風車になる。その一部始終を動かす仕事

  • ――風力発電所の建設には、他の設備やプラントとは違う迫力があります。

    岩田氏は、プロジェクト部ならではの経験についてこう話します。

    「風車が海外から輸送され、日本に届き、特殊な車両でサイトまで運ばれ、クレーンで据え付けられていく。そうした一連の流れを身近で見られるのは、建設部門だからこそ得られる経験です。風力発電所が形になっていくプロセスに、直接関われる面白さがあります」

    川端氏も、風車ならではのやりがいをこう語ります。

    50メートル、60メートルもあるブレードが運ばれ、風車として建ち上がっていく。普通の生活ではなかなか目にできないようなスケールのものを、自分たちがリードして形にしていく仕事です。建てた後にその風車が回り、電気を生み出している姿を見ると、自分が関わったものが社会の中で動いていることを実感できると思います」

    自分が関わった風車が、地域の風景になり、風を受けて回り続ける。建設に携わる技術者にとって、それは大きな達成感につながります。

  • 事業者側で建設をマネジメントする働き方

  • ――建設PM/CMと聞くと、長期の現場常駐をイメージする方もいるかもしれません。もちろん、風力発電所の建設において現場を理解することは欠かせません。一方で、コスモエコパワーのPM/CMは、現場に常駐して工事を管理し続ける立場というより、事業者側として全体を見ながら、必要なタイミングで現場に入り、判断し、関係者を動かしていく役割です。

    川端氏は、コントラクター側との働き方の違いを次のように話します。

    「コントラクター側では、工事現場に常駐する働き方も多いと思います。一方で、事業者側のPM/CMは、現場に行くべきタイミングで行き、全体を見ながらプロジェクトを動かしていく立場です。現場を大切にしながらも、常駐とは違う関わり方になります」

    1つのプロジェクトを担当する場合、出張は月1〜3回程度が一つの目安です。日数としては2日から7〜8日程度になることが多く、業務に支障がなければ週2回程度のリモート勤務も活用可能です。

    現場感覚を活かしながらも、常駐前提ではなく、事業者側として全体を見て建設を動かしていく。現場に行くべきタイミングで現地を確認し、社内外の関係者と連携しながらプロジェクトを前に進めていく働き方です。

    ※出張頻度やリモート勤務の活用状況は、現時点での目安です。今後のプロジェクト状況、発注形態、体制などによって変わる可能性があります。

  • コスモエコパワー株式会社 プロジェクト部 建設2Gグループ長 川端様

  • 建設で得た経験は、次のキャリアにもつながっていく

  • ――コスモエコパワーの建設PM/CMで得られるのは、工事管理だけの経験ではありません。

    岩田氏は、建設経験の価値についてこう話します。

    「建設で得た経験は、その前後の工程でも活かせます。たとえばFSや設計段階であれば、建設で起きた課題を踏まえて、事前にどう対応するかを考えられる。O&Mに行く場合も、建設を経験しているからこそ見えることがあります」

    CMとして経験を積み、PMへステップアップしていく道があります。さらに、建設で得た知見を活かして、FSや設計段階の部署、O&M部門などへキャリアを広げる可能性もあります。

    また、同社は洋上風力へのチャレンジも続けています。今後の事業状況や本人の希望、適性によっては、洋上案件に関わる可能性もあります

    建設で得た経験が、開発やO&Mを理解する入口にもなる。風力発電事業の中で、技術者として関われる領域を広げていけることも、このポジションの魅力です。

  • 風力に興味が持てる方と共に、風車を回したい

  • ――最後に、建設PM/CMポジションに興味を持つ方へのメッセージを伺いました。

    正澤氏は、同社には風車や風力発電への関心を持つ社員が多いと話します。

    「コスモエコパワーには、風車が好きな人が多いと感じています。風力発電に関心を持ち、そこに積極的にチャレンジしたい方には、とても合う環境だと思います。少数精鋭の中で裁量を持って働きながら、自分自身の成長にもつなげていける職場です」

    岩田氏は、プロジェクト部ならではの魅力を改めて語ります。

    「風車が輸送され、据え付けられ、発電所として形になっていく。その一連の流れを間近で見られるのは、建設部門だからこその面白さです。風力発電所をつくる現場に直接関わりたい方には、非常にやりがいのある仕事だと思います」

    川端氏は、候補者に向けてこう締めくくりました。

    一人ではできない大きなものを、社内外の多くの人と力を合わせてつくっていく。完成した風車が回り、電気を生み出している姿を見ると、自分が関わったものが社会の中で動いていることを実感できると思います。興味を持っていただける方がいれば、ぜひ一緒につくって、風車を回していきたいですね」

    自分が関わった風車が、地域の風景になり、20年先も電力を生み出し続ける

    その一歩手前の建設フェーズを、事業者側から動かしていく。

    コスモエコパワーの建設PM/CMは、現場で培ってきた力を、風力発電事業そのものへ広げていける仕事です。

Comment 建てて終わりじゃない。事業者側で創るPM/CM

キャリアコンサルタント

福地 桂佑

今回のお話を伺い、コスモエコパワーの建設PM/CMは、これまで建設・設備プロジェクトに携わってきた方が、経験の幅を広げつつ、さらに上流から建設に関われる事だと感じました。

風車を建てて終わりではなく、その後の運転やメンテナンスまで見据えながら、事業者側の立場で建設をリードしていく。工程、安全、品質、関係者との調整など、これまで培ってきた経験が、発電所を長く動かし続けるための判断につながっていく点に、この仕事ならではの面白さがあると思います。

現場やプロジェクトで培ってきた力を、事業者側から発電所をつくる力へ広げていきたい方には、自信を持ってオススメしたいポジションです。