JFEスチールでは現在、女性技術者のキャリア採用を強化している。
製鉄所という大規模なものづくりの現場で、女性プラントエンジニアはどのように働き、どのようなキャリアを築いているのか。今回は、JFEスチール株式会社 人財戦略本部 人財企画部 採用室 主任部員の上関恭平氏と、東日本製鉄所 設備部 千葉熱延設備室の柄澤菜々美氏に話を聞いた。
柄澤氏は、機械系のバックグラウンドを持ち、新卒でJFEスチールに入社。現在は東日本製鉄所で、製鉄設備の保全業務に携わっている。
この記事では、柄澤氏の言葉を中心に、製鉄プラントの技術的な面白さ、現場で働くリアル、そして女性プラントエンジニアとしてのキャリアについて紹介する。




Comment 「女性技術者」ではなく、「一人の技術者」として活躍できる環境
キャリアコンサルタント
福地 桂佑
製鉄所という職場柄、これまで男性が多かったことは事実です。しかし、それは女性に向いていないということではなく、これから女性技術者の活躍の場をさらに広げていく余地があるということでもあります。
実際に柄澤氏の話からは、現場で一人で抱え込むのではなく、困った時には周囲に相談し、必要に応じてチームで補い合いながら仕事を進めている様子が伝わってきました。性別で役割を決めるのではなく、それぞれの状況や得意不得意を踏まえながら、同じ技術者として現場に向き合っている。そのフラットさは、今回の取材で特に魅力的に感じた部分です。
製鉄プラントは、巨大でありながら非常に繊細な設備です。だからこそ、そこに向き合う技術者には、専門性だけでなく、現場を見て考え、周囲と連携しながら設備を支えていく力が求められます。
女性プラントエンジニアの方にとっても、JFEスチールは「女性だから」ではなく、「技術者として」挑戦できるフィールドなのだと感じました。