プラントエンジニアの仕事は、そのプロジェクトフェーズによって働き方が大きく異なります。その多くは「チームでミッションを遂行する」ことであり、プロジェクトの段階に応じて現場作業とオフィスワークの両方が必要となります。
<主にオフィスワークが中心となる業務>
- 計画・設計業務
どのようなプラントを作るか、基本計画の策定や詳細設計を行う段階です。顧客との仕様打合せ、機器の選定、配管や電気計装の設計などは、オフィスでのデスクワークが中心となります。 - 調達業務
プラントに必要な機器や資材を国内外から調達する段階です。サプライヤーとの交渉や契約手続き、価格交渉などは、オフィス内やオンラインで行われることが多いです。
<現場業務が中心となる業務>
- 建設現場での監理・調整業務
設計図に基づいてプラントを建設する段階です。安全管理、工程管理、品質管理など、現場の進捗を直接確認し、関係者と連携する業務は、現場への常駐が必須となります。 - 試運転・トラブルシューティング
プラントを実際に稼働させる段階です。問題が発生した際にその場で原因究明や対応を行うため、現場での作業が中心となります。 - 設備診断・保全業務
稼働中のプラント設備の巡回、点検、メンテナンスを行う業務です。安定稼働を維持するために、物理的に現場にいることが求められます。
このように、プラントエンジニアの働き方は一律ではなく、設計や調達といった職種であればオフィスでの業務が多く、現場での業務が中心となる職種もあります。この多様性が、リモートワークやフレックスタイム制といった柔軟な働き方につながる可能性を生み出しています。
