プラント業界は、社会情勢やエネルギー政策、新興国の経済成長などに大きく影響を受けるため、常に需要の形が変化しています。
1. 国内プラントの現状と新たな需要
国内のプラントは、高度経済成長期に建設されたものが多く、現在は成熟期を迎えています。そのため、大規模な新設プロジェクトよりも、既存プラントの改修や長寿命化のためのメンテナンス(保全)の需要が中心となっています。
また、老朽化が進むにつれて、安全性の確保や効率化のために、新規でプラントを建て替える可能性も高まっています。
特に、国の政策であるカーボンニュートラルを受けて、国内での需要が大きく動いています。
- エネルギープラントの効率化・転換
化石燃料に依存しないエネルギー供給を目指し、従来の石油プラントを除いた、水力、原子力、再生可能エネルギー(洋上風力、太陽光、水素・アンモニア発電など)に関する新設や、既存設備のより効率化を図るための改修改善の動きが活発です。
- 半導体・先端産業分野
国内の半導体工場新設ラッシュにより、製造プロセスに不可欠なクリーンルーム設備やユーティリティ設備の建設需要が急増しており、この分野のプラントエンジニアの需要が非常に高まっています。
2. 国外プラントの活況とキャリアアップ
国外に目を向けると、新興国(東南アジア、中東、中南米、東欧など)での経済成長に伴うインフラ整備の一環として、新規プラント建設がさかんに行われている傾向があります。
日本のプラントエンジニアリング企業は、高い技術力と実績で世界的な競争力を維持しており、海外プロジェクトに携わるチャンスが豊富にあります。
【キャリアの可能性】
海外のプラントは、国ごとによって適用される安全基準や環境規制が異なるため、より専門性や難易度の高いものにチャレンジできる可能性もございます。これは、プラントエンジニアとしてのスキルを国際水準に引き上げ、市場価値を飛躍的に高める絶好の機会となります。