転職サポートを受ける 採用企業の方はこちら

無料TOPエージェントから

あなただけの提案を受けられる

項目を選択して簡単登録!

提案を受けてみる

エネルギーの未来を創る。三菱重工・原子力事業の最前線と、次代を担う技術者

取材対象者
三菱重工業株式会社 HRマネジメント部 神戸HRビジネスパートナーグループ 郡塚 憲子様
三菱重工業株式会社 HRマネジメント部 神戸HRビジネスパートナーグループ 天野 衣久美様
三菱重工業株式会社 HRマネジメント部 神戸HRビジネスパートナーグループ 吉岡 頌平様
※部署は取材当時のものです。
  • 製鉄、化学、食品、エネルギー――日本の産業と豊かな暮らしは、全国各地に建設された数々の「プラント」によって支えられてきました。戦後の高度経済成長期から今日に至るまで、プラントは日本のものづくりの心臓部として、経済発展の原動力となってきたと言っても過言ではありません。しかし今、その多くが老朽化の課題に直面しています。同時に、世界的な潮流、脱炭素化への対応という大きな変革期も迎えているのです。

    こうした状況のもと、エネルギーの安定供給とカーボンニュートラルの両立を実現する切り札として「原子力」が大きく注目されています。その原子力エネルギーを生み出す総合プラントメーカーとして、半世紀以上にわたり日本をリードしているのが、三菱重工業株式会社です。同社は今、エネルギーの未来を創造しようとしています。

    今回、三菱重工・原子力事業の中核拠点、神戸造船所を訪ね、事業の現在地と未来をはじめ、プラントエンジニアに求められる人物像などについて、HRマネジメント部 神戸HRビジネスパートナーグループ 郡塚 憲子 様、天野 衣久美 様、吉岡 頌平 様にお伺いしました。国のエネルギー政策に関わる魅力から採用パートナーのアジェンテとの取り組みまでを紐解いていきます。

  • 140年の歴史が育んだ総合力と、社会を支える原子力事業の使命

  • ――まず貴社の事業概要について、原子力事業の位置づけとあわせてご紹介いただければと思います。

    郡塚様:三菱重工(MHI)グループは、1884(明治17)年の創業以来、140年以上にわたり陸・海・空から宇宙に至るまで、極めて広範な分野で社会の発展に貢献してきました。当グループのすべての事業活動の根底にあるのは、「長い歴史の中で培われた技術に最先端の知見を取り入れ、変化する社会課題の解決に挑み、人々の豊かな暮らしを実現する」というミッションです。このミッションを具現化するため、3つの領域で事業を展開しています。具体的には「エネルギー・環境関連事業」「基盤産業の事業」「航空・防衛・宇宙事業」です。さらに事業の壁を越え横断する形で「総合研究所」「デジタルイノベーション本部」を組織し、グループ全体の技術力と革新性を高めています。

    「三菱重工」というと国内企業のイメージが強いかもしれません。しかし、事業はグローバルに展開されており、「世界初」「世界シェアトップクラス」のプロダクトも多数あります。連結売上収益約5兆円のうち半分以上を海外市場が占めており、約8万人の多様なバックグラウンドを持つ従業員が在籍しています。

    今、当グループで最大の挑戦の一つとしているのが「MISSION NET ZERO」です。2040年までのカーボンニュートラルの達成を宣言し、グループはもちろん、バリューチェーン全体が一丸となり、脱炭素の社会実装に向けて取り組んでいます。国は2050年のカーボンニュートラルを掲げていますが、それを10年も前倒しする極めて意欲的な宣言と言えます。

    この壮大な目標達成の中核を担うのが、原子力事業に他なりません。原子力は、天候に左右されず安定的に大量の電力を供給でき、かつ発電時にCO2を排出しないベースロード電源。その優位性と重要性が世界的に改めて認識されています。

  • 神戸HRビジネスパートナーグループ 郡塚様

  • ――原子力事業について、貴社ならではの特徴や強みをお聞かせください。

    天野様:当グループは「安全性・信頼性・経済性等の面で技術改良を重ねたPWRを提供するとともに、将来炉開発や燃料サイクルなど、原子力に関連するすべての領域で中核企業として事業展開しています。国内24基のPWRは全て三菱重工製であり、再稼働や特定重大事故等対処施設への対応、定期検査対応などを行っていることに加え、BWRを保有する電力会社の再稼働支援にも取り組んでいます。これは、日本のエネルギー安定供給という大きな目標達成のためには、業界全体で協力することが必要不可欠と考えているからです。

    また、当グループならではの強みとして挙げられるのは、研究開発から設計、製作、据付、保全・アフターサービスまで対応する総合力です。これは広くて深い専門性を持つ当グループだから可能なことです。原子力プラントのライフサイクルすべてを一気通貫で行える企業は限られています。

     

  • 「革新軽水炉 SRZ-1200」の開発に挑む

  • ――原子力事業について近年、特に力を入れていることを教えていただけますでしょうか。

    天野様:革新軽水炉「SRZ-1200」の開発です。SRZは「Supreme Safety(超安全)、Sustainability(持続可能性)」「Resilient(しなやかで強靭な)」「Zero Carbon(CO2排出ゼロ)」を意味し、PWRプラントを保有する電力4社と共同で開発を推進しています。福島第一原子力発電所事故の教訓を踏まえ、最新の知見と革新的技術を導入して、世界最高水準の安全性を目指しています。設計段階から安全対策を考慮可能な新設炉ならではの特徴を生かし、耐震性の向上やテロ対策等の安全性を更に強化。太陽光や風力などの再生可能エネルギーとの共存性の高いプラントです。現在は基本設計の段階にあり、一日も早い社会実装を目指して、多くのエンジニアが情熱を注いでいます。

  • 神戸HRビジネスパートナーグループ 天野様

  • 3つの価値観と使命感。未来を創る技術者に求めるもの

  • ――プラントエンジニアの採用で、重視しているスキルや経験、人物像をご提示いただければと思います。

    郡塚様:先ほどご紹介した通り、当グループは原子力プラントについて研究開発から設計、製作、据付、保全・アフターサービスまでを行っています。このため、機械、電気・電子、土木・建築、化学、ITなど多様なバックグラウンドを持つ技術者を求めています。

    他方、採用では技術的な素養や経験はもちろんのこと、何より重視しているのは「自律、協働、挑戦」の価値観です。すなわち「自律:巨大なプロジェクトの一員として、常に当事者意識(一人称)で仕事に取り組む姿勢」、「協働:社内外の数多くの関係者を巻き込み、チームワークで成果を最大化する力」「挑戦:前例にとらわれず、本質を追求し、最後まで諦めずに解決策を求める探究心」――です。この3つを備え共感いただける方にはぜひ当社でご活躍いただきたいと思います。

    技術力も人物像もと、いずれも多くを求めてしまいますが、原子力という国の根幹を支える事業であるからこそ、高い倫理観、社会インフラを支えることへの熱い思いと使命感は不可欠だと捉えています。

  • ――昨今、採用難の状況が続いています。特に技術系の領域は人材の取り合いの様相を呈しています。貴社も採用に関する課題を抱えているでしょうか。

    吉岡様:母集団の形成に苦戦しています。高い専門性や熱意を持った人材の採用難易度が高いのは十分に承知しています。特に当社の場合は、幅広い専門性を必要としていますので、採用競合が同業他社にとどまりません。採用パートナーのアジェンテさんの力も借りながら、何とか対応している状況です。具体的に現在の事業計画に照らし合わせると30代半ばの中堅層が不足しています。次世代を担う人材の採用と育成も喫緊の課題と言えます。

  • 神戸HRビジネスパートナーグループ 吉岡様

  • 専門知識は入社後に育む。10年、20年先を見据える、息の長い成長を

  • ――原子力事業に挑戦するとなると、その難易度の高さから、応募者としても躊躇するところがあると考えられます。心理的ハードルを低くするための工夫や施策、あるいは入社後のサポートなどはあるでしょうか。

    天野様:ご指摘の通り、応募を検討されるほとんどの方から「原子力の専門知識がないのですが」と質問されます。私たちは「心配は不要です」とお伝えしています。実際、当社には多様なバックグラウンドを持つ技術者が集まっており、原子力の知識や経験を持って入社するケースのほうが少ないです。

    専門知識は入社後に習得できます。当社では入社後のOJTを基本としつつも、原子力関連技術の専門講座を数多く取り揃えており、一人ひとりのニーズに沿った育成が可能となるよう万全の教育体制を整えています。原子力プラントの建設は非常に息の長い事業です。1、2年程度学んだからといって、業務に必要な知識やスキルをすべて身につけられることはないでしょう。むしろ10年20年と長いスパンで物事を捉え、学び続ける姿勢が大切になってきます。

    三菱重工のエンジニアの多くは、原子力発電プラントは、カーボンフリーかつ大規模・安定電源であり、福島の震災の経験を教訓として、更なる安全性向上に努めつつ、社会インフラを支えるという強い使命感をもっています。だからこそ、エンジニアは原子力に対する熱い思いと高い倫理観を胸に、日本のエネルギーの未来のため、日々の業務に真摯に向き合っているのです。

  • ――エンジニアの方の熱い思いが伝わってきます。それほど真摯に向き合える、原子力プラントに携わる魅力とは、一体どのようなものなのか、ぜひ伺いたいです。

    郡塚様:原子力プラントは、グローバルでも大きく注目されています。そのプラントに携わる魅力はスケール感であり、社会への貢献度を肌で感じられることです。自分が携わったプラントが、何十年という長きにわたり日本のエネルギーを支え続ける。その事実は、技術者として他では得られないような矜持や達成感をもたらしてくれるはずです。原子力という分野は、とっつきにくい面があるのは事実です。しかし、知れば知るほど奥深く、知的好奇心を刺激されるはずです。非常に息の長い事業だからこそ、一つひとつのマイルストーンをチームで達成していく喜びもまた格別ではないでしょうか。

     

  • 「採用パートナー」としてのアジェンテ。単なる紹介に留まらない伴走力

  • ――次に、アジェンテとの協働についてお伺いしたいと思います。貴社はアジェンテを採用パートナーとしながら、困難な状況の中でも採用を推進しています。アジェンテを採用パートナーに選んだ理由をお聞かせください。

    郡塚様:アジェンテさんの専門知識の豊富さにはいつも驚かされます。採用市場で原子力事業は決してメジャーとは言えないと思いますが、本当に深い知見をお持ちで、私たちの採用ニーズを正確に理解していただけます。求人票に書いてあることの表層的な読み取りにとどまらず、その裏側にある、今なぜ当社がそのスキルや経験を必要としているのかをしっかりと把握した上で、マッチングしていただけます。同時に三菱重工の思いや文化も丁寧に候補者の方に伝えていただけるので、入社後のミスマッチが非常に少ないのが特徴と言えます。

    時には、候補者の方の経歴を見て「この方なら、こちらのポジションの方がより活躍できるのではないか」と提案をいただくこともあります。私たちの採用戦略そのものを共に考え、成功へと導いてくれるような、採用パートナーと呼ぶにふさわしい存在だと思っています。

  • ――アジェンテの担当コンサルタントは、貴社の採用課題に対して、どのようなサポートを提供しているでしょう。

    天野様:常に「当事者」として、私たちの採用課題に寄り添っていると感じています。近年はAIのマッチングが主流になりつつあります。その有用性は否定しませんが、アジェンテさんとは人対人のやり取りを重視して、細かな打ち合わせも可能です。

    それも、エージェントの方に限らず、チームとして当社に関わっていただけます。どの方に話しても、同じだけの熱意と情報量で対応していただけるのが嬉しい点です。情報はすぐに共有されるようで、あの人に言ったのに伝わっていなかったということはありません。

  • ――アジェンテと共に進めた採用で、印象に残ることはありますか。

    天野様:あるポジションの採用に苦慮していたところ、アジェンテさんから「ゼネコン出身者の持つ、主体性や関係者をまとめる調整能力は、このポジションに必ず活きるはずです」という提案を頂きました。私たちはあまり考慮していなかったのですが、確かに求めるスキルやコミュニケーション能力などが合致します。実際に面接して採用に至り、今ではチームに不可欠な存在として腕を振るっています。こうした成功事例は、私たちの採用の可能性そのものを広げてくれました。

  • 社会を支える壮大な使命とスケール、技術者が手にできる矜持

  • ――最後に、貴社への応募を検討している皆様へ、メッセージをお願いいたします。

    吉岡様:エネルギー問題は人類共通の重要課題です。自らの技術でこの課題の解決に貢献し、持続可能な社会を残したいという思いをお持ちの方を心から歓迎します。

    技術者として最高のパフォーマンスを発揮していただくためにも、充実した働く環境を整備しています。三菱重工グループならではの安定した基盤のもと、住宅支援制度や各種休暇制度などの福利厚生は手厚く設定しています。原子力事業は多忙なイメージがあるかもしれませんが、年間の有給休暇取得日数は平均で17日前後で、ワークライフバランスは十分に保てます。近年は一人ひとりのライフステージや価値観を重視する傾向が強まっており、多様な働き方を選択でき、自身の理想とするキャリアを形成することが可能です。

    また、三菱重工というと「堅い」イメージを持たれがちですが、実際はそうでもありません。オープンで温かい人間関係が根付いています。社内や職場のレクリエーションも活発に開催され、大いに盛り上がっています。もちろん、仕事は真摯に行い、時に役職や社歴、年齢に関わらず活発に意見を交わしています。だからこそ、チームの強い結束力が生まれ、質の高い仕事ができると考えられます。

    10年、20年、さらにその先の未来へと、当社の仕事はつながっていきます。「ご入社いただいた方には、長期にわたり活躍してほしい」というのが率直な思いです。共に未来を創造していきませんか。ここには情熱を注ぐにふさわしいスケールがあるはずです。あなたの挑戦をお待ちしています。

Comment 取材を通して見えた、三菱重工の挑戦と人の温かさ。

キャリアコンサルタント

福地 桂佑

今回のインタビューを通じて、三菱重工様が原子力プラントの建設を通じて「日本のエネルギーの未来を創造する」壮大な使命を担っていることを肌で感じました。国の目標を10年も前倒しする「2040年ミッション・ネットゼロ」の高い志は、同社で働くエンジニアが持つ、社会インフラを支える自負と熱意の表れと言えるでしょう。一方で、同社には「人の温かさ」が共存しているという発見もありました。一般的には「堅実で堅い社風」が想像されますが、同社にはオープンでイノベーティブな雰囲気がとても印象的でした。

同社が求めるのは、専門性や経験以上に「自律、協働、挑戦」の価値観を体現し「10年、20年後の日本を作りたい」という使命感や情熱を持ったエンジニアです。
同社の未来を共に創る真の採用パートナーとして、これからも全力で支援していきたいと改めて強く思いました。