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「この働き方は続けられない…」結婚を機に定住可能な環境を軸に転職を決意

転職前大手ゼネコン

転職後大手重工メーカー

  • 今回転職に至ったきっかけを教えてください。

    「この働き方は続けられない…」27歳エンジニアが直面した現実

  • 新卒で入社して4年目。社会人として脂が乗り始める27歳という年齢で、転職を決意した庄司さん(仮名)にお話を伺いました。その決断の背景には、2つの大きな理由があったそうです。

    「一番のきっかけは、結婚を考えたときに今の会社の働き方では難しいと感じたことです。全国転勤のある会社だったので、パートナーとの生活を考えると、このままでいいのかという不安がありました」

    そしてもう一つの理由は、身近なロールモデルの存在でした。

    「正直なところ、今の上司を見ていると、50代になっても朝7時から夜10時、11時まで働くのが当たり前。上にいけばいくほど仕事量は増える。30代になると一気に業務量が増える環境だったこともあり自分も数年後には同じような働き方になるんだと考えたときに、『これは自分にはできないな』と感じました」

    尊敬する上司の働き方を間近で見ながらも、それが自分自身の理想とする将来とはかけ離れていることに気づいた庄司さん。このままではいけない、という危機感が転職への第一歩を踏み出させました。

  • 転職活動を始めるにあたり、不安に感じていたことはありましたか?

    一社目で転職。周りには相談せずに挑んだ理由

  • 人生で初めての転職活動。右も左も分からない状況の中、不安はなかったのでしょうか?

    「もちろんありました。社会人4年目で、正直即戦力としては実力が足りないんじゃないかという不安は大きかったです。それでも自分の希望する会社に行けるのかどうか、すごく心配でしたね」

    意外だったのは、周りの人に一切相談しなかったという点です。

    「会社内で転職の話はしたくなかったですし、友人にも同じような業界の人間がいなかったので、結局誰にも相談しませんでした。情報収集はもっぱらネットや転職サイトなどの情報を中心に進めていましたね」

    初めての転職活動で、誰にも頼らず一人で進めるのは勇気がいること。しかし、そんな庄司さんにとって、転職エージェントとの出会いが大きな転機となりました。

  • エージェント福地を選んだ決め手は?

    「この人なら信頼できる」転職エージェントとの出会いと一発内定の舞台裏

  • 複数のエージェントと話す中で、庄司さんが最も信頼を寄せたのは、担当エージェントでありコンサルタントの福地でした。その決め手は何だったのでしょうか?

    「一番の決め手は、私が質問した内容にきちんと全部答えてくれたことです。会社の募集背景や面接で聞かれる内容など、知りたい情報を明確に持っていて、ぼんやりした回答が一切なかった。この人なら自分のことをきちんと理解して、適切な道筋を示してくれるだろうと確信しました

    そして、庄司さんの転職活動は驚くべきスピードで進んでいきます。実は、庄司さんが面接を受けたのはわずか1社のみ。それも、第一志望の企業でした。

    「もともとインフラ関係の仕事に携わりたいという軸はぶれませんでした。そして何より、結婚を機に定住したいという希望が一番大きかった。そんな中で見つけたのが、関西圏で定住できて、エネルギー分野、しかもものづくりに携われるメーカーの求人でした。まさに『ドンピシャ』だったんです」

    この「一発勝負」に挑むにあたり、福地と二人三脚で徹底的な準備を行いました。

    「面接対策は、想定される質問を洗い出し、自分自身の考えを一つひとつしっかり整理していきました。表面的な回答だけでなく、なぜそのように考えるのかという深掘りを大切にして、頭の中でも面接のシミュレーションはたくさんしました。そういう意味では自分の中でできる準備はひたすらやりましたね」

    その結果、最終面接では面接官から「何を質問しても模範解答が返ってきた」と高評価を受け、なんと面接終了からわずか15分後にはその場で内定を言い渡されたという、異例のスピード内定を勝ち取ったのです。

  • 転職活動を進めるにあたり、重視した点を教えてください。

    転職にあたって重視した点・重視しなかった点
    (庄司さんの場合)

  • 庄司さんが転職活動を進めるにあたり、どのような点を重要視し、逆にどのような点にはこだわらなかったのか、ポイントを整理しました。

    【重視した点】

    庄司さんの転職活動の核となったのは、以下の3つのポイントでした。

    1. 働き方の変化(ライフプラン): 「結婚を考えたときに、このまま全国転勤を続けるのは難しい」という現実的な課題が、転職を決意する最大のきっかけでした。住む場所を固定し、関西圏で定住できる働き方を最も重要視しました。
    2. 仕事内容: 「エネルギー関連」と「ものづくり」という、これまでの経験を活かしつつも、自分が携わりたいと考えていた分野に特化して企業を絞り込みました。
    3. 企業の信頼性: 長く腰を据えて働くことを前提に、メーカーとして確固たる地位を築いている企業であることも重要な判断材料となりました。

    【重視しなかった点】

    一方で、庄司さんはいくつかの点には柔軟な姿勢で臨んでいました。

    • 労働時間: 前職の「朝7時から夜11時まで」という極端な働き方に比べれば、多少の労働時間の長さは許容できると考えていました。「インフラ関係なのである程度はきついところがあるだろう」という覚悟を持ち、まずは定住という最大の希望を叶えることを優先しました。
    • 給与額: 前職では固定残業制だったため、転職後の一時的な手取り額は若干減少する可能性もありました。しかし、それを上回る待遇の良さや、将来的なキャリアパスを考慮し、目先の給与額にはこだわらないという判断をしました。

    庄司さんのように、転職活動においてはすべての条件を完璧に満たすのではなく、「絶対に譲れない軸」を明確にし、それ以外の点には柔軟に対応するスタンスを取れるように自分の考えを整理することが、転職成功の鍵になります。

  • 前職と比較して、現在はどのような働き方になりましたか?

    転職で手に入れたもの、そして未来の目標

  • 庄司さんがつかんだ内定。新しい会社では、どのような働き方を手に入れたのでしょうか?

    「労働時間で言えば、現職の『朝早くて夜遅い』という働き方からは大幅に改善される見込みです。何より、住む場所が変わらないという定住の夢が叶えられたのが一番大きいです。もちろん、インフラ関係なのである程度の厳しさは覚悟していますが、それでも十分満足できる環境です」

    給与面では、固定残業制だった現職よりも手取りは若干下がるものの、自身の年齢に見合った待遇と、福利厚生の充実度を考えると、納得のいく条件だったといいます。

    「入社後はまず、既存の発電所の業務を経験します。そしてゆくゆくは、新しい原発の立ち上げプロジェクトに携わってみたい。数千億円規模の大きなプロジェクトに関わるのは、今から考えると本当に楽しみです」

  • これから転職する人へのメッセージ

    自分でできることはひたすらやるべき

  • 新しい会社で、新たな夢を見つけた庄司さん。最後に、転職を考えているプラントエンジニアへのメッセージをいただきました。

    準備はできる限り、自分でできることはひたすらやるべきだと思います。そして、プロの力を借りることも大切です。もし不安なことがあれば、どんな些細なことでも相談に乗ってくれるような、信頼できるエージェントを見つけてみてください。私の場合は、それがあったからこそ一発で内定を勝ち取ることができたと思っています」

Comment 担当コンサルタントよりひとこと

キャリアコンサルタント

福地 桂佑

結婚というライフイベントを機に、働き方を見つめ直した庄司さん。庄司さんの転職成功の鍵は、「譲れない軸」を明確に持ち、そこに向けて徹底的に自己分析を行い、準備されたことが大きな要因だったと思います。特に、全国転勤という働き方を改善したいという強い希望と、インフラ分野のものづくりに携わりたいというキャリアの軸がブレなかったことが、たった1社だけの応募での内定につながりました。
また、面接準備における自己分析の深さも非常に印象的でした。「なぜそのように考えるのか」という部分まで深く掘り下げていたため、面接官が何を質問しても的確に、そして説得力のある回答ができていたのだと思います。しっかり前準備を行えば面接時にも自信をもって話をすることができます。もともとご経歴も考え方も素晴らしい方でしたが、より一層ご本人の魅力が企業に伝わったのではないでしょうか。